2013.03.30 2013年度稲作も、ついに始まりました!!

今年も始まりました、稲作!

ここは、神吉から帰ってきて、トイレ休憩する

中地ロードパークの梅です。

画面奥の方か、国道162号で、右の方が

神吉盆地へ 続くセンターラインの無い細い山道です。

何かが始まる春イメーヂって、

このあたりは、梅なんですよね。

京都市内、あっ、ここも厳密には右京区ですが^^

大文字屋の住んでるあたりでは、桜がガンガン咲いてるんですが、

この辺りは、梅がやっとです。

細い山道を10分ばかり走ると、神吉盆地に到着します。

産地では、田んぼが耕され、土壌を有機化する

バクテリアが主成分の肥料が撒かれて、水が張られています。

2013年3月29日は、目に見えて始まった農作業の第一弾、

「塩水選」を紹介します。

画像左の袋が、「新しいこしひかりの種もみ」です。

これは、農協が管理しているコシヒカリの原種からとった種なんです。

どういうことかと言いますと、稲は、同じたんぼで何代も育つと、

育った環境に適応してしまい、

次第にこしひかりの特徴が消えてしまうんです。

これを防ぐために行われるのが、「原種入れ替え」という作業です。

当店契約農家では、2年で原種が入れ替わるようにしています。

新しい原種で植えた田んぼを全体の半分として、

残りの半分を昨年の原種で育ったお米から種もみを取り、

今年の作付けに使っています。

今年の作付けで、どの田んぼに新しい原種を植えたかは、

厳密にお管理されています。

こうする事で、2年で新しい原種に入れ替わっているとなるんです。

「塩水選」とは、、昨年度、新しい原種を育てて、出来たお米から

取った種もみを、塩水につけて、

モミの中に「しっかりお米が詰まっている」

ちゃんと育ってくれる種モミを選別する作業です。

ザルに種モミを入れ、

生卵が浮くくらいの塩分濃度にした塩水につけます。

かき回します。

中身が詰まってない、芽の出ないモミが浮いてきます。

すくって、捨てて、

モミについてる塩分を、真水ですすいで、落とします。

専用ジョウゴにあけて、

袋詰め。

トントントン・・・

選別完了です。

農協から買ってきた新しい原種は、当然ですが、

同じような選別を経てますんで、ちゃんと芽、出るんですね^^

塩水選を経て、いったん種モミは、乾かされ、

60°の温水に規定時間浸して、雑菌を殺す「温水消毒」を経て

苗床に植えられ、田植えを待ちます。

現行販売中の2012年度産は、

素晴らしい気候条件で、粘り、甘み、共に良好です。

2013年度も、美味しいのを期待してるんですけど^^

とにかく、降る時には、雨がきっちり降って、

暑くなるときは、暑くなり、サッと涼しくなってくれ~

って、それ、理想^^

2012年はそんな年だったんですよね。

2013年も、そうなったら、いいのにね^^

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