2013.08.27 お盆明けの神吉8月17日と24日
本日の一曲 ⇐夏なカンジでしょ^^

はい、お盆もあけました。こちら、8月17日撮影の神吉盆地です。
本日の一曲を聴きつつこの画像を見てると、神吉と縁があって良かったなと思えますね。
先週のアミスタートレボンSEの散布と言う一大イヴェントを済ませ、ここから、豊かに育った
葉っぱが光合成で造りだす養分を、実である米にため込む、稲的には、非常に大切な
期間に突入しています。

こちら、いつもの様に石橋さんのおうちを背にして、8月17日の神吉です。

こちらは、8月24日の様子です。明らかに穂が育ってるの、解りますね。

この時期は、積極的に田んぼに水を入れず、こんな感じにヒビ割れを起こさせて、
土壌に酸素を供給する「中干し」を行います。こうすると、
根っこに酸をが行きわたって、葉の色合いが濃くなって光合成の効率が上がるんです。


こちらは、8月24日の石橋さんの田んぼです。
上の1週間前の穂の様子と比較すると、穂の量感が増しているのが良くわかります。
色合いも緑色が抜けてきていますね。



8月24日はこんな感じでした。たれ具合、強くなってますね。
色合いも、石橋さん同様、黄色っぽくなってます。

寄ってみますと、こんな感じです。ちょっと黄金色じみてません?
当店契約農家の石橋さんと、松崎さんは、こんな感じで、順調そのものです。
さて、衝撃の比較対象です。ちょっと衝撃かも・・・

何じゃこれ?ってなるでしょ^^
さらにもう一枚。

違う生産者の田んぼです。この一枚に全ての問題点が、集約されてますね。
まず、赤茶けた畔の色。これ、キョウレツな除草剤が使われてる証です。
うちの生産者の除草は、草刈り機で行われるんで、こんな風に茶色には
なりません。次に、何かに上から押しつぶされた様な田んぼの状態。
稲が倒伏しています。一体何が原因なのか??それは、冬が明けて、田植えの
準備で、田んぼを耕して、苗代を整えます。「シロシ」って皆さん呼んでる農作業です。
シロシ⇒(苗)代仕(上げ)ってコトです。大文字屋の契約農家は、田植え段階で、
少ない数の種で、田植えする苗のひとまとまりを構成する「細植え」をしてもらってます。
2~3粒でひとつの苗となってます。対して、上の2つの田んぼの生産者は、
苗のひとまとまりを8~15粒の種で行う「太植え」をしています。
シロシの段階で、うちの生産者は、
穂が出た時点で土壌の肥料分が使い切られているように出来るだけ少ない肥料を
撒いています。これも、少ない米粒で苗を構成しているので、
施肥する量の計算が容易です。
比較対象のたんぼの場合は、シロシの段階で、大量の肥糧を撒かないと、
多くの米粒で、苗のひとまとまりを構成していますから、育っていきません。
太く植えた場合のメリットは、
田植えを済ませた直後の倒伏を防げるのと、多い目の施肥を行えば、発穂までほぼ
ノンメンテナンスで育って行く点でしょう。苗の抵抗力もあるので、田んぼの中に生える
水草なんかも、強い目の除草剤が使えるんで、うちの生産者みたいに草抜き機で
草を抜きに田んぼに入ら無くても良いんで、楽ですね。
デメリットとしては、
当然、一本の苗が太く育つんですから、稲の足元も詰まって風通しが悪くなり
湿気がこもって、イモチ病を誘発するんですが、これも、強い目の薬剤を撒けばOK。
体力使いませんね^^
多くの種が多くの肥料分を要求するんで、大量の施肥をしなくてはなりません。
ここが、問題の根底なんですが、この手の生産者は「大は小を兼ねる」的価値観なんで、
毎年ドバドバ施肥を続けて、慢性的な肥料過多になり、穂が出てるにもかかわらす、
土壌に残留している化学肥料が、根っこから吸収されて、モミの中にある米粒に
ガンガン蓄積されて「不自然に実が肥大している」状態になってるんですね。
不自然に重い穂を、茎が支えられず倒伏しているんです。
このたんぼのお米は、すごく大粒の米粒で、食べると、窒素系の肥料の味がするんです。
明らかに苦いんですね。残留農薬は、農作物に「かかる」んで、洗えば取れますよね。
この田んぼのお米みたいに、お米自体に蓄積したらどうですか?
どれだけお米を研いでも、落ちません。洗えば落ちる農薬より残留肥料の方が怖いでしょ?
悲しいかな、残留農薬は、基準値ってあるんですが、残留肥料には基準が無いんです。
で、農協に出すのであれば、産地と品種で買い取り価格が決まってくるんで、
出来るだけ重くして出荷する方が儲かりますよね?美味しくないんですけどね・・・
果物みたいに糖度とか、お米にも何か基準、あればいいんですけどね。
品種と重さじゃね。残留肥料も関係ないしね・・・
うちの生産者のお米は、豊かにそだった葉っぱが光合成して造りだした養分だけが
溜まっています。電子顕微鏡でお米の断面を見れば、均一な年輪みたいなのが
見れるんですって。肥料過多の田んぼのだと、米粒の太り方が急激で、均一な
太り方をしてないんで、年輪の幅も不均一なんですって。
当然、食感も悪いんですって。って言うか、苦いコメ食べたくないし!
同じ産地で、この田んぼは、ウチの生産者のたんぼから100mほど離れてましたね。
でも、農協が分類すると「神吉盆地のこしひかり」なんですよ。
何か納得いかんでしょ?だから、石橋さんも松崎さんも、消費者直売なんですよ。
しかし、今年は、衝撃だったなぁ・・・
違う生産者の田んぼです。この一枚に全ての問題点が、集約されてますね。
まず、赤茶けた畔の色。これ、キョウレツな除草剤が使われてる証です。
うちの生産者の除草は、草刈り機で行われるんで、こんな風に茶色には
なりません。次に、何かに上から押しつぶされた様な田んぼの状態。
稲が倒伏しています。一体何が原因なのか??それは、冬が明けて、田植えの
準備で、田んぼを耕して、苗代を整えます。「シロシ」って皆さん呼んでる農作業です。
シロシ⇒(苗)代仕(上げ)ってコトです。大文字屋の契約農家は、田植え段階で、
少ない数の種で、田植えする苗のひとまとまりを構成する「細植え」をしてもらってます。
2~3粒でひとつの苗となってます。対して、上の2つの田んぼの生産者は、
苗のひとまとまりを8~15粒の種で行う「太植え」をしています。
シロシの段階で、うちの生産者は、
穂が出た時点で土壌の肥料分が使い切られているように出来るだけ少ない肥料を
撒いています。これも、少ない米粒で苗を構成しているので、
施肥する量の計算が容易です。
比較対象のたんぼの場合は、シロシの段階で、大量の肥糧を撒かないと、
多くの米粒で、苗のひとまとまりを構成していますから、育っていきません。
太く植えた場合のメリットは、
田植えを済ませた直後の倒伏を防げるのと、多い目の施肥を行えば、発穂までほぼ
ノンメンテナンスで育って行く点でしょう。苗の抵抗力もあるので、田んぼの中に生える
水草なんかも、強い目の除草剤が使えるんで、うちの生産者みたいに草抜き機で
草を抜きに田んぼに入ら無くても良いんで、楽ですね。
デメリットとしては、
当然、一本の苗が太く育つんですから、稲の足元も詰まって風通しが悪くなり
湿気がこもって、イモチ病を誘発するんですが、これも、強い目の薬剤を撒けばOK。
体力使いませんね^^
多くの種が多くの肥料分を要求するんで、大量の施肥をしなくてはなりません。
ここが、問題の根底なんですが、この手の生産者は「大は小を兼ねる」的価値観なんで、
毎年ドバドバ施肥を続けて、慢性的な肥料過多になり、穂が出てるにもかかわらす、
土壌に残留している化学肥料が、根っこから吸収されて、モミの中にある米粒に
ガンガン蓄積されて「不自然に実が肥大している」状態になってるんですね。
不自然に重い穂を、茎が支えられず倒伏しているんです。
このたんぼのお米は、すごく大粒の米粒で、食べると、窒素系の肥料の味がするんです。
明らかに苦いんですね。残留農薬は、農作物に「かかる」んで、洗えば取れますよね。
この田んぼのお米みたいに、お米自体に蓄積したらどうですか?
どれだけお米を研いでも、落ちません。洗えば落ちる農薬より残留肥料の方が怖いでしょ?
悲しいかな、残留農薬は、基準値ってあるんですが、残留肥料には基準が無いんです。
で、農協に出すのであれば、産地と品種で買い取り価格が決まってくるんで、
出来るだけ重くして出荷する方が儲かりますよね?美味しくないんですけどね・・・
果物みたいに糖度とか、お米にも何か基準、あればいいんですけどね。
品種と重さじゃね。残留肥料も関係ないしね・・・
うちの生産者のお米は、豊かにそだった葉っぱが光合成して造りだした養分だけが
溜まっています。電子顕微鏡でお米の断面を見れば、均一な年輪みたいなのが
見れるんですって。肥料過多の田んぼのだと、米粒の太り方が急激で、均一な
太り方をしてないんで、年輪の幅も不均一なんですって。
当然、食感も悪いんですって。って言うか、苦いコメ食べたくないし!
同じ産地で、この田んぼは、ウチの生産者のたんぼから100mほど離れてましたね。
でも、農協が分類すると「神吉盆地のこしひかり」なんですよ。
何か納得いかんでしょ?だから、石橋さんも松崎さんも、消費者直売なんですよ。
しかし、今年は、衝撃だったなぁ・・・
コメント
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。