2020.04.14 シチリアの地ぶどう、ネレッロマスカレーゼのワインです。

ロチェーノ ネレッロマスカレーゼ 750ml

イタリアはシチリア島のワインで、品種は、シチリア島で一番古くから栽培されているネレッロマスカレーゼと言う品種です。

まず、おおっ!と感じるのは、真っ赤な、甘そうなキャンディー香です。キャンディー香と言えば、日本の固有品種であるマスカットベリーAも同じようなニュアンスの香りがしますよね。ブラインドで出されたら、きっと混乱するんでしょうね^^

甘い香りから、ワインの味わいのイメージを描いていると、その期待は、鮮やかに打ち砕かれます。果皮の渋、種子や軸の苦味が、結構な固まり感を伴って骨太な演出をしてきます。

ワインが口の中を通過して、鼻に抜けるスミレやベリー系の香りに樽のバニラ感が絡まり、リキュールに浸したブラックベリーなどが入った焼き菓子を思わせるようなリッチなアフターに思わずニッコリ。

このワインも、抜いた初日より二日目。二日目より3日目の方が、味わいの目が詰まって、おいしさ度が、階段を上るように上がっていきます。

大文字屋は、7日間かけて、少しずつ飲みましたが、途中香りが抜け落ちたり、果実の酸がボケたりすること無く、ずっと美味しいと評価できる密度を保った果実味が印象的でした。

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