2020.09. 12 レ・フルリーヌ ルージュ 750ml
グラスに注ぐと、フワッと香ってくるスミレを
思わせる香りが、イイカンジです。
そこにシラーらしい胡椒を思わせるスパイシー
な香りも絡んできます。
口に含むと濃い目の果実感です。
グラスの中で空気を含ませると、ググッとタン
ニンが湧き出してきます。
ソコソコに苦渋味ですが、心地よいと思えるレ
ベルで安定してくれますんで、ご安心を。
ワインとフードとの相性を図るうえでどんな香
辛料をかければ、より美味しくなるか?
例えば、下の画像であれば、胡椒をかければ、
美味しさ度が上がりますよね?

そこで、このワインの場合だと、ワインの持つ
胡椒を思わせるスパイシーなニュアンスがある
ので、相性は良いとなります。
この場合だと、ワインは、ポ-クソテーのトマ
トソースかけを美味しくする調味料ですですよ
ね?

上の画像の場合だと、状況は、ちょっと違いま
す。鶏モモ肉が、パプリカとほうれん草と一緒
に塩コショウで炒め合わされています。
パプリカの美味しさの要素って、野菜の持つ青
っぽさですよね。
この青っぽさが、シラーと出会うと、ワイン単
体では、ほぼ認識できないボルドーのエレガン
ス的な青っぽさが顕在化されて、ワイン全体の
味わいのボリュームが大きく感じられます。
この場合、料理は、ワインを美味しくする役目
を果たしています。ポークソテーの場合は、料
理が主ですよね。鶏モモ肉のソテーだと、ワイ
ンが主で、料理は従になっています。
シラーに野菜が美味しさの主になる料理、例え
ば、青椒肉絲なんかを合わせると、味わいのボ
リュームが大きくなったのがわかりやすく感じ
られるので面白いですよ^^
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