2020.09. 21 よく「バランスいい味わいのワイン」って言うでしょ?このワインがそれ!
よく「バランスのいい味わいのワイン」 って言うでしょ?それって、きっと、このワインの事だと思うんですよ。
五味一体って言いたくなる味わいです。
注いで即の、少し収斂した酸が実にエレガントな印象です。
口に入ってワインの温度が上がりだすと、果皮の苦渋味が、じんわりほどけて、カシスを思わせるキュートな酸を含んだ果実味に変化します。
グラスの中で、空気となじませていくと、タンニンが柔らかく変化して、ちょっと高級な紅茶の渋を思わせる芳醇な味わいに成長していきます。
ワインを飲みこんでしばらくすると、口の中にミネラルの苦渋味が戻ってきて、口の中が甘ったるくなるのを防いでくれます。
ミネラルの苦渋味で口の中がリセットされ、フードに箸が伸び、グラスがススムと言うわけなんですね。
スパイシーな香りも感じられるので、胡椒をかけたら美味しくなる料理、肉料理、ステーキが王道でしょう。
野菜の青っぽいニュアンスが美味しさの要素になっている料理、餃子や茄子、ピーマンの使われる料理、例えば、青椒肉絲とかに合わせると、ボルドー的エレガンスの青っぽいニュアンスを顕在化してくれるので、ワインの味わいのボリュームが大きくなります。
赤ワインと野菜、面白いですよ~
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