2020.09. 22 ラッチ・デ・ライム←懐かしくないですか(笑)
もともとは、こんな感じでした。きっとこの見た目の方が「はいはい、見た事あるわぁ~」ってなる人、きっと多いと思います。

以前に試飲した時の印象は、口の中にはじけ飛ぶような、圧倒的な果実感に押し倒されそうになったワインでした。
前のボトルの方がスタイリッシュだったよなぁ~と思いつつ試飲してみました。
グラスに注いで、まず、香りにビックリ。華やかなサクランボやイチゴジャムの様なニュアンスに黒胡椒を思わせるスパイスも絡んできます。この時点で、やっぱり仕入れようと思った次第です(笑)
口に含んで、絶対仕入れなきゃ、って^^味わい的には、以前と変わらない押し倒されそうになる果実感です。グイグイって感じが一番伝わるんじゃないでしょうか。
このワインのいいところは、果実X2という単純な味わいでない所でしょう。要所要所に果実味をキチンと引き締める渋や苦味が上手に配置されています。
あんまり引き合いに出したくないんですが、某R・パーカーさんの好きな味わいです。あの人なら、ケースで買いたくなるのもわかります(笑)
果実味をきちんと引き締めて、後味に甘さが残らないように、少しの苦味が戻ってくる仕掛けは、ほんとよくできてます。
合わせたいフードは、スパイス香もきちんとあるんで、胡椒をかけたら美味しくなる料理全般ですね。ステーキ、ローストビーフ、ポークソテーなどなど。
しっかりした芯のある果実味なんで、トマト系の味わいにもフィットしますね。ラタトゥイユ、ナポリタン、鶏肉のトマト煮込みなどでしょうか。
あと、青っぽいニュアンスが美味しさのポイントになる料理、例えば、青椒肉絲や茄子とパプリカの炒め物なんかと合わせると、ワインの味わいの底の方に隠れているボルドーのエレガンスを髣髴(←ほうふつ)とする青っぽいニュアンスが、ワインの味わいの最前線に引っ張り出されるので、ワインの味わいのボリュームが大きく感じられます。
フードを立てるワインじゃなく、フードによって美味しくなっちゃう逆転現象ですね。赤ワインと野菜の組み合わせも面白いですよ~
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