2020.09. 24 

モナストレルって、フランスだとムールヴェードルと呼ばれてる品種です。

フランスだと、100%ムールヴェードルのワインって、あんまり聞かないんで、補助的に使われる品種と理解してました。

なんと、スパインはバレンシアが原産なんですと。品種の特徴として土壌への適応力が高く、広い地域で栽培されています。

フランスだとマイナーな脇役的な品種ですが、このワインについては、逆転してますね。

まず、香りから。

良く熟した果実の香りに、華やかな花束を思わせる香りが絡みます。とにかくゴージャスな香りですね。

口に含むと、香り通りのしっかり芯の通ったした果実味とまろやかな酸味が感じられます。

上品なタンニン、ちょっと強めなんですが、嫌な苦渋じゃないんですよね。

しっかりした濃度があって、強めだけどイヤミの無いタンニンで、濃厚なバランスの良い味わいって感じです。

濃い目の果実感が美味しさの要点なんで、ピリカラな味付けより、トマトや照り焼きなんかの甘辛系を合わせたいですね。

ラタトゥイユ、豚の角煮、鶏ももの照り焼き、ここにやっぱり、野菜の青っぽさが前に出た料理。

赤ワインと野菜でワインの味わいのボリュームを大きくして楽しむのも面白いです^^

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