バローロやバルバレスコもいいんですが、陰干しした濃厚な果汁で醸すアマローネも、なかなかの深いあじわいですよ~
4602 LAZOS アマローネ デル ヴァルポリチェッラ 750ml


イタリアの高級ワインといえば、バロー
ロであり、バルバレスコですよね。
しかし、アマローネも忘れちゃいけない
ですよ。
バローロとバルバレスコは、北イタリア
のトスカーナで作られてます。
アマローネは、トスカーナのさらに北に
位置するヴェネト州のヴェローナで作ら
れています。
アマローネは、ヴァルポリチェツラ・ク
ラシコ格付けの畑で獲れたブドウのみが
使われています。
品種は、コルビーナがメインで、これに
加えて、コルビオーネ、ロンディネッラ
が使われています。
アマローネ、イタリア語で「苦い」と命
名されたゆえんは、もともとヴァルポリ
チェツラ・クラシコの畑では、レチョー
トと呼ばれる甘口のワインが作られてい
ました。
これとわかりやすく区別をする意味で、
甘いの逆・・・逆なら辛いですが^^
ま、苦いほうのワインってことで、アマ
ローネと名づけられました。
アマローネで使われるコルビーナって品
種は、チェラズオーロ、イタリア語でサ
クランボと呼ばれるワインにも使われて
いる通り、フレッシュな酸味とチャーミ
ングな果実味が味わいのメインになりま
す。
アマローネは、というと、コルビーナを
水分量が40~45%になるまで陰干し
してから搾汁して、発酵を始めます。物
理的に濃度が上がった果汁を使っている
ので、濃厚で複雑味のあるワインに仕上
がります。
陰干しの工程は、アパッシメントと呼ば
れます。この工程は、とにかくカビの発
生を抑止せねばならず、きめ細かな温度
と湿度の管理が必要となります。
イタリアのワイン法上の規定だと、発酵
完了後、樽熟成が2年以上必要で、瓶詰
後さらに半年の瓶内熟成をさせてからで
ないとアマローネと名乗れないようにな
っています。
とにかく、原価のかかるワインなのです
陰干しからの仕込みなんで、普通に仕込
めば、チェラズオーロな果実味満載のワ
インにならず、しっかりしたコクと味わ
いの深みを持ったワインに仕上がってい
ます。
果汁内の糖分がしっかりとアルコールに
変えられているので、ワインにしてはア
ルコール度数が高めの15°と、飲みご
たえ感もあります。長期間の樽熟成に由
来する官能的な苦みとバニラのニュアン
スは、思わずグラスを二度見してしまう
ほどです。
練れたバニラ香りと交錯する、酸を含ん
だカシスを思わせる香りが、なんともリ
ッチでパワフルな印象です。
合わせるフードは、押しが強いもの。イ
ノシシや、鹿なんかの癖のあるジビエや
ゴルゴンゾーラなどのブルーチーズや、
その味わいをもった料理、例えば、ゴル
ゴンゾーラソースのカルボナーラとか。
黒コショウたっぷりかけてズルズルと。
ジビエって、あんまり身近な感じしませ
んが、通販で手軽に買えるようになって
るんで、トライするのもアリですよ~
¥3,300
在庫1個